(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

テレビ見て、号泣・・・。

レンタルするDVDも、録画して見るテレビ番組も、あんまり泣けるものとか見ないから、
最近、ほとんどそういうもので涙を流したことがないあたし。
でも、今日は泣いた、泣いた!

本日暇でテレビのチャンネルをひたすら回してたら、やってたのが、
MTVのドキュメンタリー番組16 and Pregnant
これ、たまにやってて見たことがあるんだけど、内容的には題名のとおり、
16歳で妊娠した女の子の出産までと出産後少しの間を追う、ドキュメンタリー。

やっぱりまだまだ子供な16歳だから、出産して、育児の大変さで、やっと現実を知る、
っていうパターンが多かったんだけど、今日見たエピソードはちょっと違ったのでした。
だいたいみんな、大変ながらも家族の協力の元、自分たちで育てていくんだけど、
今回の2人は、考えて、生まれてくる子供は養子として欲しいという夫婦に渡すことに。
なぜかこの国では、結構見かける、この養子縁組。
芸能界でもそうだけど、公園とかでも人種のまったく違う親子とか見かけます。
まだ若い2人が何も与えてあげられないよりも、与えてもらえる家庭で育てられた方が、
その子のためにもなるって、決断したんだけど、2人の親からは猛反対をくらっちゃうの。
で、2人で何回も悩んで、相談して、話し合って、結局その子の新しい家族を選んだ2人。
なんかこれを見て、なんて皮肉なんだろうって。
子供が欲しいわけじゃなかったのにできちゃって、育てられない若い2人と、
学歴もよくて、仕事も、大きなおうちもあるのに、子供ができない夫婦・・・。
なんていうか、人生ってほんとにパーフェクトじゃないんだな〜って。

「親だったら生まれてくる子供のために、近くにいて愛を与えてあげるべきだ。」って、
養子に出すことを猛反対してた彼氏の父親に対して、彼氏が、
「自分は10年間も服役してて、自分の近くになんて一切いなかった!」と言ってて、
だから、一緒にいることがその子にとって幸せかどうかはわからないってこと。
うん、ほんとに難しい問題・・・。

で、結局2人で生まれてくる子が将来読めるように手紙を書いて、
ほんとにごめん、決していらなくて捨てたわけじゃない、毎日君のことを考えてるって。
泣きながらそれを読んで、一生懸命納得しようとしてる2人を見て、
もう、こっちも号泣!!!(笑)
その後、いよいよ出産のときが来たんだけど、あんまり浮かない表情の2人。
普通だったら、わが子にもう少しで会えるって、不安ながらうれしい時なのにね〜。
で、かわいい女の子が生まれたんだけど、一生懸命「見ない方がいい・・・」って、
2人で抱き合って、泣きながら我慢してる2人。
ほんとなら母親にとっては人生で1番となるくらいうれしい瞬間なのに、
それがこんなに辛い瞬間だなんて、ほんとにかわいそうでかわいそうで、
おばちゃん、ほんとに涙が止まらなかったわ〜!
その後、結局二度と会えない前に、って少し抱っこすることにした2人。
やっと9ヶ月間お腹にいた子供に会えたのに辛かっただろうね〜。

でもね、その2人が結婚してるわけでもないし、たった16歳なのにしっかりしてて、
ほんとにお互いを支えあってるって感じで、この2人だったら何があっても、
がんばって育てていけたんじゃないかな〜なんて思ったりもした。
で、その後、病院の外で里親に子供を渡す瞬間が来たんだけど、
もう、涙なしでは見られなかったよー!!!!!
その2人は最後、ちゃんと高校も卒業して、大学も行って、立派な大人になって、
できたらずっと2人で一緒にいて、将来また2人の間に子供ができるといいな、
と言ってました。

う〜ん、そう考えるとこの2人よりは年上の21歳でマメを産んで親になったあたし。
みんなの支えがあって、結婚することにもなったから、
中絶することも、養子に出すとかいうことも一切考えなかったし、
今もこうして家族一緒に暮らせてるって、とっても幸せなことなんだな〜と改めて実感。
普段こうやって生活してるとそんなことも忘れちゃって、当たり前のことに思うけど、
一言も文句言わずにがんばって家族のために働いてくれてるハニーに感謝。
(文句言った日にはぶっとばすけどね・・・。)

やっぱり16歳とかで妊娠したり、させたりすると大変だよね〜。
録画して、将来マメとヒメにこの番組、見せるか(笑)