(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

鉛筆。

ずっと前から我が家にあった1本の鉛筆
多分、実家から持ってきたもので、度重なる引越しの中、無くすことなく、
ちゃんと文房具の引き出しに入ってました。

ある日、それを見つけたマメ。
「これ、誰の鉛筆?」
「別に誰のでもないよ。マミーがたまに使うの。」
「使ってもいい?」
「うん、別にいいけど、普通の鉛筆だよ・・・
というわけで、実家から持ってきた鉛筆が数年かかってマメの手に。
すると早速使ってみたマメ、
「これ、すっごい書きやす〜いとお気に入りに。
なので、得意の日本のだよと自慢しておきました(笑)

確かに、アメリカの鉛筆って使いにくい
なんて言うのかな、芯がやたら硬いし、不純物が入ってるようで、
書くたびにガリガリするんだよね〜
さらに、そんな芯だからか、色も薄いのに、
消しゴムで消すとなると、紙に跡になっちゃっててなかなか消えないの
それでいて、鉛筆削りで削ると、中で芯が折れちゃってるみたいで、
削って、書いては、折れ、また削って、書いては、また折れ・・・
マメの宿題をチェックするのにいつも、使いにくいな〜と思ってたら、
どうやら、マメも同じくそう思ってたらしい(笑)

で、唯一の日本の鉛筆をマメにあげた後日、
「マミー、この鉛筆、学校に持ってってもいい?」
「え?これしかないのに?学校に鉛筆置いてあるんでしょ?」
「あるけど、マメ、こっちの方が書きやすくて好き。」
「う〜ん、じゃあいいけど、そしたらおうちにはもう日本のないからね。」
「うん、大丈夫。ありがと
「あ、日本の消しゴムも持ってってもいい・・・?」
「確か里帰りした時、100均でいくつか買ったからいいよ。」
「ありがと〜
「じゃあ、今度日本に行ったら、鉛筆も買ってお願〜い
「はい・・・。(何年後!?)
そして、早速次の日学校に持って行ったマメ。

そんなに気に入ったんだ〜。
じゃあ、今度は忘れずに、鉛筆も大量に買ってこよ〜っと


と思った瞬間、思い出した

そういえば、妹が沖縄土産のTシャツを送ってくれるって言ってたな〜

というわけで、早速母と妹にメールして、
日本の鉛筆をおねだり
「いつもいつも、申し訳ないねなんて書いたら、
「かわいい王子のためなら何でもと母(笑)
それが昨日マメ宛に届きました
少しでいいよって言ったのに、なんだか高級感漂う鉛筆を、
マメのリクエストどおり、HBを半分、Bを半分、合計12本も。
さらにあるからいいよと言った、消しゴムも巨大なのを2つ
鉛筆とTシャツだけなら、そんなに送料もかからないだろうし
と思って頼んだので、「他に何かあれば送るよ。」と言ってくれた妹にも、
「いやいや、それだけでいいよ。」とメールしたのに、
開けたらいろんなお菓子も入れてくれてて、それを見たマメと、
なんだかわからないけど食べ物なのはわかったヒメは、
とっても大喜び
ほんとに毎回思うけど、家族はありがたいものです

というわけで、早速昨日の宿題は念願の日本の鉛筆でやったマメ。
HBとB、両方使ってみたらしい(笑)
ほんとに日本のものって何でもよくできてるよね〜
それで育ってきたあたし的にはこの国のもの全てが「・・・・・
まさか鉛筆1本がここまで違うとは。

ほんとに、ビバ・ジャパン(笑)