(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

マメの計算コンテスト。

数週間前に学校から持って帰ってきたお知らせの中にこんなのがありました。

『代表者たち、おめでとう!』

なんのお知らせだろ・・・と思って読んでみると、どうやら『計算コンテスト』という、
学校イベントがあって、それにクラス代表者5人が出場するらしい。
へぇ〜、この学校もいろんなイベントあるな〜と思いながら見てみると、
なんとクラス代表者の内の一人にあったのは、マメの名前
というわけで、聞いてみました。
「何これ?抽選でマメ、当たったの?」(←なんちゅう親・・・
「違うよ。クラスの中で計算コンテストして、その中から成績がよかった5人なの。」

マメ、すごいじゃ〜ん!!!!!(←いまさら気付く。)

だってさぁ、特にマメ計算が得意な感じではなかったんだよね〜。
ま、2年生だとこのくらいのレベルなのかな・・・?程度で。
で、そのお知らせには、
『出題内容は、たし算、ひき算、そして×0、1、2、5、10のかけ算です。
フラッシュカードなどを使って練習してください。
当日は親御さんたちも見学できます。』

とのこと。

「じゃあ、がんばって練習しようね〜。
「えぇ〜!
「やる気がないなら辞めな!」
「じゃあ、やる・・・

ほんとに、まったくやる気のない男だねぇ・・・

で、その夜そのお知らせを帰ってきたハニーに見せると、

うちには天才がいる!!!(←ハニーも見事な親ばかぶり。)

と大喜び
で、次の日の朝、ご飯を食べながらそれについて話していたときに、いいことを考えたあたし
「そうだ。かけ算の計算のいいこと教えてあげようか!」
「何?」
「日本では九九っていうのがあって、それを全部覚えると計算がすっごい簡単にできるんだよ!
「じゃあ、言ってみて。」
「いちいちがいち、いちにがに、いちさんがさん、・・・・・・・・・・」

(中略)

「しちごさんじゅうご、しちろくしじゅうに、しちしちしじゅうく、しちは・・・しちは・・・しちじゅうに?」
「はい、ブー(←横で計算していたハニー。)

やべぇっ!間違えた!

こんな大失態をした母親の様子を見ていたマメに、

ううん、大丈夫。それ覚えなくてもできると思う。」

と、丁寧に断られた、母親・あたし・・・

というわけで、九九は覚えず、フラッシュカード(表に計算式、裏に答えが書いてあるカード。)で
その日から練習が始まりました。
すると、知らなかったけど、何気にマメは計算が得意らしい。
二桁と一桁の位が上がる計算とかもすんなり答えることができて、
一緒に計算してるあたしの方が間違えてたり。(やっぱり・・・

で、計算コンテスト当日はマメの愛国心劇の次の日の朝でした。
「落ち着いて、がんばってね!見に行くからね。
「は〜い。」
ちょっと興奮気味のあたしに比べて、いつもどおりのマメ・・・
送り出した後、開始時間にヒメと一緒に会場に行くと、マメ、いました、いました〜。
マメが「算数が得意と尊敬するブレンダン君と一緒に。

これは2年生だけのコンテストだけど、確か10クラスぐらいあるから、結構な人数。
ルールは簡単。
右と左に分かれて列に並んで、それぞれの列の中から一人ずつがマイクの前に出て、
先生が見せる紙に書かれた計算の答えを言います。
口から最初に出た答えが回答した答えとみなされます。(=言い間違いはダメ。)
2秒以内に答えられない場合もダメ。
一つ答えたら、また列の後ろに並んで自分の番を待って、一回でも間違えたら、失格、退場。

いよいよコンテストがスタート。
まずは簡単なたし算から開始して、その後、二桁になったり、ひき算になったり、レベルアップ
マメの番が来るたびに親のこっちが緊張しつつ、マメ、ちゃんと答えられてます

(遠すぎてフラッシュが届かなかったから見にくい・・・マイクの前にいるのがマメ。)
最初の簡単なたし算、ひき算は確か脱落者ゼロだった気がするけど、
その後の位が上がるのとか、かけ算になって、脱落者続出
最初は10クラスの代表50人ぐらいがいたのに、気が付けば残りは10人ぐらい
さらに、なんと、マメのクラスで残ってるのがマメだけ

おぉ〜、ますます緊張するぅ〜(←注:出場者ではありません

その後もコンテストは続き、結局みんな間違えずにちゃんと答えられるので、
なかなか脱落者が出なくて、どうやら時間が迫ってきたらしい。
というわけで、先生からルール変更の説明が。

「ここからは、2人が同時に同じ計算を答えます。
間違えずに早く答えられた方が勝ち残ります。」


そして、始まると、どの子も大きな声で必死に答えを叫ぶ(笑)
「Three!」
「Eleven!!」
「Twenty-two!!!」


う〜ん、みんななかなか互角・・・
そんな中マメも着々と答えて残ってましたが、あと残り7人ぐらいのところで、
残念ながら、もう一人の子が先に答えを言って、マメ、脱落〜
マメも残念そうな顔をしながらクラスの列に戻って行きました。

残念だったけど、マメ、がんばった、がんばった
(↑まさかクラスで一番最後まで残るとは思っていなかった親(笑))

そして結局優勝者が決まって、1時間半に渡った(!?)計算コンテストが終〜了〜
途中でグズり始めたヒメを片手に抱っこして、もう片手でヒメに邪魔されながら、
必死にビデオ撮影してたあたしの格闘も、やっと終〜了〜(笑)
帰る前にクラスの列にいたマメのところに行きました。
「あともうちょっとだったけど、がんばった、がんばった!
「うん。」(←クラスメイトの手前、ちょっとクールに装うマメ。)
すると、マメの隣にいた仲良し・マーティンがあたしに一言。
「みんなマメが最後まで残って優勝するのかと思ったんだよ〜!」
「ね〜、あたしもそう思った(←クラスメイトにまで親ばか全開。)
そんな会話をしつつ、横で照れくさそうにしてるマメの頭をなでて、会場を後に。

で、夕飯のときもこの計算コンテスト話題を話していて、マメに言いました。
「マーティンいい子だねマメのこと応援しててくれたみたいで、うれしいね
すると、マメが、
「うん。たくさんの子がマメがクラスで一番頭いいって言うよ。」

すごいじゃん、マメ〜!!!
ま、クラスのレベルがどの程度かにもよりますが・・・

じゃあ自信たっぷりかと思いきや、
「でもね、マメはブレンダンが一番頭いいと思う。計算も得意だし、字もきれいだし。

と、やっぱり相変わらず控えめなマメでした(笑)

一昨日、クラスで投票があったらしく、何の投票かと言うと、最終日に発表される、
Teacher-Choice AwardsとStudents-Choice Awards。
なんでもいろんな項目(頭がいい、親切、字がきれい、などなど・・・)があって、
それぞれの項目に一番ふさわしいクラスメイトが誰かを投票で決めるというものらしいです。
先生が選ぶ賞と、クラスメイトが選ぶ賞がそれぞれあるのでこの名前。
で、マメに誰に投票したのか聞いてみると、
「う〜ん、いろんな子。ブレンダンもいたし、マーティンもいたし、あとマメも。」

マメも・・・?

「うん、自分に投票してもいいんだよ。

だからといって、ほんとに自分に投票するとは・・・
マメ、控えめなのか、ちゃっかりなのか、微妙だな(笑)

というわけで、最終日、マメは何かの項目で賞を取ることできるのかな〜?