大切なもの。 - (ときどき)マメとヒメと家族の毎日

ご存知のとおり、現在こちらは

山火事

で大変なことになってます。
サンディエゴ、ロス一帯の南カリフォルニアだけで、小さいのも含めると、
発生した山火事は20件以上でいまだに燃えてます。
幸いあたしが住んでるところはサンディエゴよりも乾燥してるけど、
ここら辺の近くでまだ火事が発生してないので、大丈夫です

一応火事の影響で空気がよくないから、なるべく屋内にいるように、
とは言われてるけど、マメの学校

もいつもどおりあるし、
ハニーもいつもどおり仕事に行きました

昨日はいろんなところの火事から流れてきた煙のせいで、
少し曇って

いるように見えたけど、今日は青空

が広がってます。

毎年この時期は、

山火事要注意シーズン

。
とにかく乾燥

してて、ここ数日間の湿度は5％ぐらいで、
うちでは去年買った加湿器

が24時間、フル稼働してます。
さらに、そろそろ11月なのに、ありえないくらい暑い

残暑で、
今日は35℃近くまで気温が上がる

そうです。
そして、この一年間に雨が降った

日は、片手で数えられるぐらいで、
山は見渡す限り、枯れたような色

の植物ばっかり。
それに加えて、毎年この時期にある強い季節風

・Santa Ana。
日曜日、家族で公園に遊びに行ったけど、あまりの強風で、
30分足らずでおうちに帰ってきました

そんな悪い条件が重なったときに起きた今回の火事。
今日で発生から3日目で、いつもだったらこのくらいには、
半分以上鎮火されててニュースにも出ないぐらいなのに、
今回はこの強風

でなかなか火がおさまらないらしく、
すべて鎮火するにはあと数日かかると言われてます

一番被害がひどいサンディエゴでは、すでに35万人近くが避難していて、
焼けた建物は1000件以上で、今後もその数は増える一方

らしいです。
昨日一日中ニュース

に釘付けで見ていると、次々に増えていく、
避難勧告が出た地域の名前を聞いてると、どれもサンディエゴにいた時に、
家を買うのに探しに行ったところばっかり。

で、この強風だと、近所で火事が起きてもあっという間に広がる

だろうから、
一応念のため、避難するときに持っていくものを考えてました。
真っ先に考えたのは、重要書類をまとめてあるファイル。
あとはヒメ

のオムツとおしり拭き、それからできる限りのお水のボトル。
その後、必要なもので持ち出せるものをいろいろ考えてると、
浮かんでくるのは写真・ビデオとか、マメが小さいときに作ったクラフトとか、
ぶっちゃけ、生活に必要のないものばかり・・・

いやいや、もっと重要なものがあるでしょ・・・

、と考えてると、
次に浮かんできたのは、マメの大事なおもちゃたち。
一生懸命作って、壊したくないからそのまま置いてあるレゴとか、
もうボロボロなのに、マメが相変わらず大好きな大量のミニカー、
それからマメが「読んで〜

」と持ってくる、実家からわざわざ持ってきた、
あたしが子供の時に読んでた古ぼけた日本の絵本。
ほんとに生活にはまったく必要のないものばっかり・・・

でも、あたしにとっては、

大切な思い出がいっぱい詰まった大事なもの

なんだよね〜

マメにはいつも、火事

が起きたときは何も持たずにすぐに逃げること

、
命さえあれば、『物』はまた買うことができるから、と言ってます。
でも『物』と『思い出が詰まった物』って違うよね・・・。

今回の火事で家を失った人たちは、今頃どんな心境なんだろう。
火事って、地震とかと違って、すべて燃えちゃって無くなっちゃうから、
ほんとに恐ろしいな〜と思う・・・。
今朝、ニュースに出てた火事で家を失った中年の夫婦は、
皮肉なことに、今日が25回目の