(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

落雷。

タイトルの『落雷』
さて、どこに雷が落ちたかというと、お外ではありません
ここはご存知、乾燥地帯
年間通して、数日しか雨は降りません。
というわけで、もう分かると思いますが、雷が落ちまくっていたのは、紛れもなく、

マメ家の家の中でございます・・・

ことの始まりは、今週月曜日からマメの宿題・2年生バージョンが始まったこと。
これがまた、2年生になってわかったけど、1年生とはまったく違う、気合の入れ様。
毎年恒例のBack to School Nightでも先生から説明されたのは、
学校生活の話よりも、ほとんど勉強・宿題中心だったし、内容も細かい
勉強嫌いのあたし(!?)としては、もうそこでかなりのプレッシャーなわけです・・・
勉強するのはもちろんマメだけど、親の教え方、手助けの仕方によって、
かなり成績が違ってくるだろうし、「まだ2年生だから・・・」なんて思ってたら、
な、なんと、学校初日に持って帰ってきた書類の中に、こんな書面が。

『成績が悪い場合、3年生に進級できない場合もあります。』

ゴーン・・・
小学校低学年にして、すでに落第システムあり!?
で、わざわざご丁寧に、『この書面を読んで、これを理解・納得しました。』と、
書いてある文の下に、保護者の署名欄まである・・・
しょうがないから署名したけど、こんなんですでにあたしが(!?)戦々恐々・・・

というわけで、2年生始まって以来、すでに家の中(あたしだけ。)はピリピリモード。
そんな中先週金曜日に持って帰ってきた、2年生の初・宿題

これがまた、メンドクサイ・・・

毎日やるものが決まっていて、それをどうやるか細かく指示されています。
で、月曜日のやるもの一覧表を見ると、算数・英語のプリントが一枚ずつ、
それから本を読んで、タイトル・著者・本の内容を簡単に書く、
今日の自分の絵を描いて、その日の日記を書く、
あとは毎週恒例、金曜日のスペリングテストへ向けてのスペリング練習。

と、まずまずの内容。
あたしがヒメのお風呂をやる時間までは1時間あるので、宿題初日ということもあり、
それまではつきっきりで一緒に座って宿題の監督をすることに。
プリントは1年生のときと同じ要領なので、なんなく終了
そして、本読みも同じく、なんなく終了
タイトル・著者も本を見て、ちゃんと終了

と、ここでマメの鉛筆の動きが止まる・・・。

いや〜な、予感・・・
次の瞬間、マメが口にした言葉。

「マミー、本の内容、何書いたらいいかわかんない。

出た・・・
マメの「わかんない。」・・・。

「なんでもいいんだよ。自分が読んだことを簡単に書けば。」

すると、お気に入りの『Universe』という宇宙に関する本を読んだマメ、

「じゃあ、『I read about Universe.』だね。

そのまんまじゃん・・・

「それじゃあ本のタイトル見ただけでわかるじゃん
そうじゃなくて、本を読んだ人にしかわからないことを書くんだよ。」


で、また始まった、

「え〜!わかんない!なんて書くの?

マメ、こうやっていつも答えを聞いてくるんだよね〜
あたしがいい文章を考えて、教えてマメに書かせるのは簡単だけど、
マメの宿題なんだから、それじゃあまったく意味がないし。

「マメが読んで、発見したこととか一番印象に残ったこととかを書けばいいんだよ。」

「でも何が書いてあったか忘れちゃったから、わかんない。」

「じゃあ、もう1回読みなよ

で、ここであたしの監督業は時間切れ
ヒメのお風呂をやる時間になった。
マメが宿題やってるダイニングテーブルはキッチンから見えるから、
そこでマメに話しながら、ヒメのお風呂
で、見てると、マメ、集中力が切れたか、どうも考えてない様子
シャーペンの芯を出したり、しまったりしてたり
鉛筆で消しゴムに穴を開けてみたり
しまいには、本を読み直してるかと思いきや、パラパラページをめくってるだけ・・・

「ちょっとぉ、早くやんなよ〜。そのうち夕飯になっちゃうよ!
「はぁ〜い。」

で、そんな間にヒメのお風呂はとっとと終わり、おっぱいをあげてると、
どう見ても、やっぱり考えてる様子なし・・・。

「ちゃんと考えてるの?
「う〜ん、考えてるよ。でもわかんないの。」

挙句の果てに、本を読んでるかと思いきや、立て膝しながら姿勢悪く座りつつ、
「ねぇ、マミー、このページにいくつ星があるか知ってる?の一言。

ブッチン!(←あ、キレた・・・
いつもだったら、無言でその膝をピシャーンと叩くところですが、
ヒメにおっぱいあげてるから、まったく動けず・・・。
しょうがないので、お腹から声を出してみました。

「関係ないでしょ!ちゃんと座って早くやりなさい!

この大声に、おっぱい飲みながら寝てたヒメもビクッとなる始末・・・
で、顔色が変わったからマメは反省したかと思いきや、また、
「何て書いていいかわかんな〜い
こういう風に書いてみれば?と例を提案しても、
「え〜、ヤダ・・・

すっごいいろんな助け舟出してあげたし、なんとかマメが自分で考えられるように、
答えを引き出せるように、こっちも努力したのに、マメのあの態度にマジでキレた

で、この性格なので黙ることももちろんできず、そこからいけないと思いつつ、
マメにいろんなイヤなこと言っちゃったんだよね〜
じゃあ、明日先生に自分で『頭が悪いから分かりません。』って言ってこい、とか、
自分で考えて宿題終わるまで、夕飯もお菓子もなし、とか、
もう1回1年生から始めるようにマミーが先生にお願いしてくる、とか・・・
(↑はい、ご存知のとおり、キレると止まらない性格です

で、マメ、すっごいおとなしくなり、宿題に向かったまま動かない・・・。

「お、こりゃ、やっと真剣に考えるようになったかな〜。

と思って、あの状況で寝始めたヒメを置いて、マメに近寄って顔を見ると、

涙ボロボロ流して、眉間にしわ寄せて、一点を見つめるマメ・・・

おいおい、泣いてんのかい・・・

この頑固男、もうこうなると通常の状態に戻るまでとっても時間がかかります。
そんなんでこっちもぐったりしつつ、一生懸命怒りを抑えながら、
また助け舟を出してあげることに。
キレそうになりながら、なんとかがんばって、マメに文章を考えさせて、
やっと、この宿題が終わりました・・・。

あ〜、ぢがれたぁ〜(役:つかれたぁ〜)

その後、もちろんそんなんで夕飯は遅くなり、
夕飯後も、マメはまだ終わってなかった他の宿題を片付け、
そんなんで学校から帰ってきてすぐに始めた宿題は、
数時間かけた後、やっと終わることに・・・

ま〜じ〜で〜、勘弁してください・・・

もっと時間をかけてうまく教えてあげないとダメだ・・・と反省する一方、
あきらかにそんな時間も忍耐もあたしにはないし、
さらに先生じゃないから、どうやって説明してあげたらいいのかもわからない、
今後のことを考えても、やっぱりマメが自分でできるようにならないと、とも思う、
なんとも悩んだ一日でした。

で、火曜日も同じようなやりとりが続き、雷落ちまくりだった宿題の時間。
もう、ほんとに(お互い)ぐったり・・・
で、昨日、やっとコツを掴んだのか、全て自分で宿題をやり終えたマメ
マメが考えた文章をあたしが読んで直さないといけなかったんだけど、
それは仕事から帰ってきたハニーにやってもらうことに。
すると、ハニーもマメの出来に満足しつつ、直す必要があるところは直し、
マメもパパに褒められて、かなりうれしかった様子。
こういうところ、ハニーは何かを説明したり、助け舟出すのも上手なんだよね〜。
さらにあたしと違って、かなり忍耐力あるから、気長にやってくれるし。
だから本当なら、マメの宿題はハニーが見る方が、マメのやる気も能力も伸びて
とってもいいんだと思うんだけど、帰りが遅いからそれは無理・・・。
ハニーを見習って、あたしも気長に教えられるようにがんばります
褒めて伸ばすのが一番良いのはわかってるんだけど、なかなか難しい・・・

長々愚痴っちゃったけど、改めて親の仕事の重大さと多さを実感した最近でした
その宿題も、明日が提出日だから、とりあえずは今日でおしまい
また明日来週分の宿題持って帰ってくるから、来週もまたがんばります