(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

出産リポート(病室編)

本日、無性にマク○ナルドが食べたくなったので、ランチはそれに決定
現在、ハニーにドライブスルーに行ってもらってます。
たまにしか食べないので、もちろん食べるのは「ビッグ○ック」。
楽しみ〜

さて、本日最終回の出産リポート。
今回は「病室編」です。


あの後、車椅子に乗せられて病室へ。
ラッキーなことに、なんと個室が空いてたので、そこに入ることに
ある程度の広さで、ベッド、ちょっとしたイス、洗面所、シャワー付きトイレ、
さらにテレビまで付いてて、なかなか快適そうなお部屋
で、亀と同じぐらいの遅さで歩いて、やっとベッドにたどり着く。
座った瞬間、会陰切開の部分がつる様な感じで痛い・・・
横になろうとした瞬間、足の付け根と骨盤が猛烈に痛い・・・
で、なんとか横になって、やれやれ・・・と思った瞬間、
ドアが開いて、「ガラガラガラ・・・」と看護婦さんに押されてきたものは・・・

ヒメ・・・

母子同室だとは聞いてたけど、すでに連れてこられるとは恐るべし・・・
でも幸い、おとなしく寝てくれてるので、ラッキー
ハニーとマメと話しつつ、あたしも休養。
その後、不在中のマミーに代わって、ダディがきれいなお花を持って、
わざわざサンディエゴからお見舞いに来てくれました。
記念すべき、ヒメに会いに来てくれた、第一号のゲストです。
そして、夕方になり、ハニーもマメも睡眠時間が短かったので、
疲れてるだろうし、あたしも少し休みたかったので、
ダディとともに、ハニーとマメも帰ることに
一気に病室がし〜んとなり、ちょっとさみしいながらも、夕飯の時間。
ベッドから起き上がるのは大変なものの、上げ膳・据え膳状態で最高
そして、いつもながら味が薄い病院食でも完食
その後、またうとうとし始めると、看護婦さんが入ってきて、検診。
それと同時にヒメも起きてしまう・・・
看護婦さんにいろいろ入院中の注意事項を説明してもらい、
ヒメのおむつを換えることに。
「大丈夫?おむつの換え方わかるよね?」
そう考えると、数年ぶりのおむつ、ちょっと心配になってきた・・・
「あ、一応教えてもらっていいですか・・・?」
で、看護婦さんに教えてもらいつつ、初めてのおむつ換え、無事に終了
痛み止めの薬とお水をもらい、
「じゃあ、何かあったらナースコールしてね。」
と、看護婦さん、病室を出て行こうとしてたとき、
「あ、そうだ、病院の防犯上、赤ちゃんは絶対に部屋に1人で置かないでね。」
「はい、わかりました。トイレに行くだけだと思うので、大丈夫です。」
「そう、トイレに行くときは一緒に連れてってね。」

えぇっ!?マジですかっ!?

「あの〜、どこに赤ちゃん置いておけば・・・。」
「トイレ、ある程度の広さだから、このベッドごと引っ張ってって大丈夫よ。」

いや、それは分かるんですが・・・

ま、子供の養育権争いとかでどっちかが勝手に子供を連れてったとか、
そういう話があるこの国ではやっぱりそこら辺の防犯意識が高いのも、
納得できるし、現に病院から子供連れ去り事件とかもあるしね

で、その後、コンタクトを外し、歯を磨き、寝ることにしました。
で、夜中12時ヒメの泣き声で起こされる・・・。
おむつを換えて、おっぱいをあげて、やっと寝たかと思いきや、
今度はあたしがトイレに行きたくなって、ヒメのベッドを引っ張って動かしたら、
ばっちり、ヒメ、起きました・・・
で、早く歩けない中、ベッドを引っ張ってトイレに行こうとすると、
今度はちょっとしたドアの段差にベッドの車輪が引っかかって動かない・・・
しょうがないから少し持ち上げようとすると、やっぱり産後、
そこまでの体力がないらしく、持ち上げるのも一苦労・・・
もうドアを開けっ放しで用を足そうかと思っていたところに、
検診に来た看護婦さん登場。

おぉ〜、救世主!

「あ、すいません、ちょっとトイレに行くので見ててもらっていいですか?」
「全然構わないわよ!ゆっくりいってらっしゃい!」

というわけで、ずうずうしくも看護婦さんに頼むことに。
だって、悪露は大量に出てるわ、思うように体は動かないわ、会陰切開部分は
痛いわ、の状態で、パッドを換えて、患部を消毒して、腫れた切開部分用に
冷たいパッドは当てないといけないわ、ヒメのおむつ換え以上に時間がかかる、
あたしのトイレ・・・
その間中、真横で泣かれてたら、声は響くし、落ち着いて用も足せやしない・・・

で、無事にトイレ終了で、看護婦さんにお礼を言いつつ、検診も終了
その後、寝てはヒメの泣き声で起こされつつ、トントンして寝かして、
あたしもまた寝て、起こされて、おむつ換えて、おっぱいあげて、の繰り返し。
ただ、まだ個人部屋だったから、自分の子供に起こされるだけだったけど、
二人部屋だと、自分の子供が寝てても、隣の子供の泣き声で寝れなかったり、
その泣き声で今度は自分の子供が起きたり、で大変らしい。
それに比べたら、ヒメも結構寝てくれたし、楽だったかも
次の日の朝、ちょっと早めに来てくれたハニーとマメを見て、一安心
なんでもマメはあたしと離れて夜を過ごすことなんて滅多にないから、
朝も早くから起きて、「早くマミーとベイビーのところに行こうよ!」
ハニーのことを起こしたらしい。

相変わらずかわいいのぅ〜

で、二人がヒメの相手をしている間、優雅にのんびり朝ご飯を食べ、
邪魔をされずにトイレに行き、やっぱり二人がいてくれると楽だわ〜と実感。
その後、10時過ぎ、分娩に立ち会ってくれたドクターがやってきて、
「お母さんも赤ちゃんも異常ないし、元気そうなので、今日帰る?」
と聞いてきた。

え?もう帰れるの??

病院生活もいいけど、やっぱり夜には帰らないといけないハニーとマメ、
おうちに帰ればいつでもいてくれるから、家の方が楽かも・・・
というわけで、その日に退院することにしました
ただ、まだヒメの小児科医による検診、聴覚テスト、新生児チェックアップが
終わってなかったので、それを待ってから退院手続きすることに。
ハニーとマメがお昼を食べに外に行ったときに、ついでにおうちに寄って、
ヒメのカーシートの取り付けと、ヒメとあたしの洋服をお願いすることに。
で、ヒメが検診類をしている間、あたしは1人でゆったり病院食ランチ。
ハニーとマメも戻ってきて、ヒメも検診の結果異常なしで戻ってくる。

その後、看護婦さんから今後の生活についての説明を受ける。
黄疸について、国籍・ソーシャルセキュリティナンバー(社会保障番号)の
手続き等の説明、お風呂に入れていい時期、へその緒の消毒などなど。
そして、あたしの体については、とにかくできる限り休むことと、
6週間は重いものを持たないこと、家に帰ったらまず産婦人科に連絡して、
6週間後の検診の予約を取ることなどを言われる。
さらにびっくりしたのが、
「あ、それから6週間は掃除機もかけたらダメよ〜。」

えっ!?そうなのっ!?

「あの重い掃除機をかけるのは結構体力がいるし、子宮の収縮には
あんまりよくない影響があるから。完全に子宮が回復するまではダメ。」


へぇ〜、知らなかった・・・
じゃあ、週に1回になっちゃうけど、週末ハニーにやってもらうか・・・

で、その後あたしもヒメも洋服を着替えて、帰る準備完了!
洋服を着替えてトイレから出てきて、鏡の前に立ったとき、
あまりの体形の変化に愕然・・・
しょうがないね、こればっかりは・・・
ハニーに持ってきてもらった産褥ガードルもかなりキツいし・・・
はい、今後がんばります・・・

で、ヒメは初めてあのカーシートに乗せられる。
最初は泣いてたけど、持ち上げられた瞬間、あの揺れが心地良いのか、
すぐに寝始めました。
で、あたしとヒメは後ろの座席、マメは初めて前に乗って、
ハニーの安全運転でおうちに帰ることに。
で、おうちに帰ってからはご存知、がらりと変わった毎日の始まりです


というわけで、最初はいろいろ不安だった、全てが違うアメリカでの出産
でも後からいろいろ考えると、日本よりもお母さんと赤ちゃんの関係を
重視してるような感じで、産後はなかなかいい経験だったかも
マメは病院ですでにミルクを飲まされたけど、ヒメは生まれてから、
まったくミルクは口にしてなくて、母乳のみ。
産んで数時間後からすぐ赤ちゃんのお世話が始まって、
あたし的にはちょっと辛いけど、でも子の親になった実感はすっごいあるし、
あとはなんと言ってもパパとか他の家族の協力を受け入れてくれるところ。
だから家族一丸となって、出産したって感じもあるし、
どうしてもないがしろになっちゃうパパが参加できることで、
旦那のパパとしての自覚も芽生えると思うし
妊娠期間中のケアはやっぱり日本の方が断然いいけど、
アメリカでも日本でもそれぞれいいところ、不満足なところがあるな〜。
とにかく無事にヒメが生まれてきてくれて、よかった

来週の火曜日には2週間の育児休暇を終えて、仕事に戻るハニー。
なかなかヒメがいることで、今までのように時間をうまく使えないけど、
早くこの生活に慣れるようにがんばります

以上、忘れないうちに「出産レポート」でした