(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

出産リポート(分娩編)

本日ハニーは職場に顔を出しつつ、食料品のお買い物中〜
慣れない主夫から逃れて、きっと今頃羽を伸ばしてる頃でしょう。
で、ヒメはまたもやお昼寝中〜

さて、出産リポート、今回は分娩編です。
多少生々しい部分もありですが、ご了承を・・・
さらにあまりの痛さに多少記憶が飛んでますが、ご了承を・・・


で、あの後、もう準備完了かと思いきや、
ドクター「えっと、これがああで、あれがこうで・・・。」
看護婦さん「何々が足りないわ、持ってきて。」
他の看護婦さん「やっと産めるわね、がんばって!」

あの〜、準備はまだでしょうか!?

と思いつつ、陣痛が来るたびに「痛〜い!いきみた〜い!と弱音を叫びつつ、
痛みをこらえるのに、さらにいきまないようにするのに必死のあたし。
ここで勝手にいきんだりすると、会陰切開が間に合わず裂けちゃったりする。

27日 12:10pm
やっと準備が整って、「はい、次の陣痛が来たらいきんで!」と看護婦。
陣痛の波がやってきて、深く深呼吸して、息を止めて、
『鼻からスイカを出す』勢いで、いきむ。
「10・9・8・7・6・5・4・3・2・1!」のみんなの声に合わせて、10秒間いきむ。
「はい呼吸して!」の看護婦の声で、いきむのをやめて深呼吸。
少ししてまた次の陣痛の波がきた。
また深呼吸して、いきむ。
これの繰り返し。
多分5回ぐらいいきんで、ヒメの頭が出たらしい。
頭が出たのでいきむのをやめるように看護婦に言われる。
このとき、ハニーいわく、ドクターが「おぉっと!」と言いながら、
少し出てた頭の周りにぐるぐる巻きついてたへその緒を
指をフックにして、取り外したらしい・・・。

え?それって首に巻きついてたの??

でもきっと、そこまできつくなかったと思われます。
だって、緊急帝王切開になってないし・・・。
詳細は不明です

で、頭が出て、また数分後、いきむように指示が出る。
また陣痛の波に乗って、深呼吸して、いきむ。
これを数回繰り返しても、まだ全身が出てこない・・・
確かマメのときはこのくらいでとっくに出てきた気がするんだけど
しょうがないので、さらにいきむと、これがいきんでもいきんでも、
出てきてる気配がまったくない・・・
「次はもっと強くいきんで!はい、がんばって!」と看護婦に言われる。
で、次のいきみは強くやったつもりだったけど、痛さと体力の消耗
あんまり強くなかったらしく、まだまだ出てこない・・・
で、看護婦に自分のももに手をかけていきむように言われる。
これが、体の固いあたしにはすっごいキツかった。
で、またさらにいきむと、ほんとにつっかかってるって感じで、

痛い、痛いぃ、痛いぃ〜

で、10秒経っていきみ終了。
まだ全身すべて出きってないらしい・・・
陣痛は来るものの、なかなかいきめなくなって、少し勝手に休憩
すると、みんなが「ほら、もう少しだから、がんばって!」

さっきももう少しって言ってたけど、もう少しじゃなかったじゃん・・・

と、弱音を頭の中で吐きつつ、いついきもうか悩んでると、ハニーが、
「ほら、あと一がんばりだよ、もうだいぶ出てるから見てごらん!」
で、見ると、ほんと、すでに頭と胴体が見えてる〜!!!
がんばらないと!と思い直して、また「くぅ〜っ!」といきむこと10秒。
なんでかまだ出てこない・・・

先生、もう引っ張って出しちゃってください!!!

と思いましたが、そんなことは言えず、またもう一踏ん張り
あまりのいきみようで顔から涙は出るわ、大声は出すは、
ものすごい状況でまた10秒いきむと、「ニュルッ!」という感触とともに、
「あ〜!生まれたよ〜!」のみんなの声。
それと同時に、「うわ〜!なかなか出なかったわけだね〜、大きい!」

あ、やっぱり大きかったですか・・・?

で、ハニーの「女の子だよ、ベイビー!」で、すっかり忘れていた、
性別の心配を思い出して、「あ〜、よかった・・・と一安心。
ハニーがへその緒をカットして、ヒメの元気な泣き声が聞けて、また一安心。
で、部屋の端っこでおとなしくゲームをやりつつ待っていたマメに、
「ベイビー生まれたよ!よかったね、お兄ちゃん!」と声をかけると、
うれしそうに笑ってるマメ。
あたしはマメの出産時と同じく、いろんな感謝と安堵感とやり遂げた感で、
もう涙が止まらない状況。
ハニーにも「よくがんばったね、ありがとう。」と言われました。

そんなことをしている間に、ドクターが会陰切開の部分を縫い終え、
最後に胎盤の排出で軽くいきんで、胎盤が出て、おしまい
産んだ直後はまだまだ膨らみがあったお腹が、胎盤排出後、
いきなりぺったんこに。
さらにどうやら羊水がかなり多かったらしく、看護婦さんに、
「あの大量の羊水と大きな赤ちゃんがなくなったら、お腹がぺったんこ!」
と言われるぐらい・・・。

ですよね〜、あの大きなお腹は異常でしたよね〜

お腹が大きかった理由がわかり、妙に納得・・・。

その後、体を拭いてもらって、体重・身長測定を終えたヒメが、
『skin to skin』というママとの肌のふれあいのために、
あたしの胸の上に置かれる。
ヒメに「みんな待ってたんだよ〜。」と言いました(笑)

その後、ヒメはちょっと肌の色が悪いので、新生児室へ。
あたしはやっとランチの時間に。
でも、全身を使ったいきみのせいで、体中の筋肉の震えが止まらない・・・
さらに病院食で味が薄かったけど、見事完食〜
で、ヒメが戻ってきて、初めてのおっぱいをあげることに。
マメのときはなかなか上手に飲めなくて、おっぱいをようやく飲めたのは、
退院してから数日後のことだったので、今回もちょっと心配だったけど、
ヒメも十分な大きさだったし、あたしも二人目で慣れていたので、
最初から上手に飲んでくれました

その後、ヒメはお風呂に行き、あたしは病室に移動することに。
日本だと産後(確か)24時間はカテーテル尿道に通して、
とにかくベッドからは動かず、絶対安静だった気がするけど、
「じゃあ車椅子持ってくるから、トイレに行ってきてね。」と看護婦さん。

えぇっ!?もう自分でトイレに行くのっ!?

と戸惑いつつ、全身の筋肉が震える中、縫ったところが痛い中、
骨盤が広がったのか、すごい痛みの中、トイレへ
で、ガウンを持ち上げると、そこには見事な伸びたお腹の皮がデローン!

全然ぺったんこじゃないじゃん・・・

自分のお腹の様子に立ちくらみそうになりながら、トイレ終了
で、その後病室に移動。


と、また長くなりましたが、次回は「病室編」です。