(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

出産リポート(陣痛編)

ヒメ、お昼寝中〜
20分ぐらいおっぱい飲んでたので、今回は1時間以上寝てくれるかな〜?

今回は忘れる前に、出産リポートです。
かなり長〜くなるので、数回に分けて・・・
今後の誰かの参考になれば、と思います


それは40週目の検診に行った日の夕方、始まりました。

25日 5:00pm
いつものように内診したので、その後、生理痛のような腰の痛みがあり、
いつもは2時間ぐらいで治まるけど、今回は夜まで続きました。
間隔を計ると、だいたい10分間隔ぐらい。
でも痛みも全然余裕だし、7分間隔が1時間続いたら病院へ、
と言われてたので、そのままとりあえず寝る支度をして、
ベッドの中で間隔を計ることに。

26日 1:00am
すると、いつの間にか寝てしまいつつ、腰の痛みで目を覚ますこと、7分間隔。
いよいよかな〜と思ったけど、痛みもまだまだ余裕だし、
一週間以上前駆陣痛を経験してるあたしとしては、またこのまま終わりそうで、
とりあえずもう少し痛みが増すのを待ってみることに。
これが、大間違い・・・

26日 6:00am
結局その後本格的に寝てしまったらしく、気が付いたら朝
そして、腰の痛みもすっかり消えてしまってました・・・
今までで一番長い陣痛だったのに、なんだかチャンスを逃した感じ
ただ、ほんとの陣痛だったら痛みが消えることもないと思うので、
やっぱりまた前駆陣痛だったのかな〜なんて思いながら一日過ごす。

26日 6:00pm
夕飯の後、陣痛を促進させるため、また三人でお散歩に出かける。
今回も気合を入れて、ゆっくり1時間ぐらい歩いたかな?
が、とくに腰の痛みとか、始まる様子なし・・・

26日 7:00pm
「まだ生まれない〜?」とサンディエゴに住むRさんから電話
なので、前の晩の前駆陣痛の様子などを話していると、
「それって、もしかして自分で陣痛止めちゃってるのかもよ。」とRさん。
へぇ〜、そんなことあるんだ〜と話を聞くと、Rさんは5分間隔の陣痛が、
寝たら止まってしまって、病院で先生に「自分で陣痛を止めちゃってる。」
言われたらしい・・・。
さらに子宮口が4cmも開いてるとなると、胎児が弱ってくる可能性があると
言われて、次の前駆陣痛が来たら、帰される覚悟で病院に行くことを
お勧めされました。
そういえば、あたしが持ってる本にも、この国では強い5分間隔の陣痛
もしくは子宮口が4cm以上開いてる場合は入院が認められるって、
書いてあったかも!
ということは、陣痛さえ始まれば、弱くても間隔が開いてても、
すでに子宮口4cm開いてるから、返されないかも〜
いい情報をゲットした!(←なるべく早く産みたかった人。)

26日 11:00pm
寝る支度も終わって、テレビを見つつ、そろそろ寝ようかな〜と思っていると、
またもや生理痛のような腰の痛みが始まる。
おぉっ!ついに来たか〜っ!(←病院に行く気満々。)と思って間隔を
計ろうとすると、なんと間隔的ではなく、ずっと続く痛み・・・
これは、一体どういうことなんだろう・・・
そんなこと思いつついると、腰の痛みに、下腹をギュッと
つかまれるような痛みがプラスされる。
で、このつかまれる痛みを計ってみると、7〜10分間隔
っていうことはこれが陣痛なのかな〜
半信半疑のまま、とりあえずハニーに伝えて、1時間待ってみる。

27日 0:30am
まだまだ規則正しい痛みじゃないけど、痛みが治まる前に、
とりあえず病院に行くことに。
すでにまとめてあった入院用バッグに必要なものを多少足して、
ハニーはマメを起こして着替えさせて、いざ出発!
この時点でも車の中でまだまだ余裕

27日 1:00am
前に説明を受けたように、出産する病院のER入り口から入る。
受付の紙に必要事項を書いて、提出。
ERの受付デスクで簡単な質問に答える。
「最後の検診はいつでしたか?」
「予定日だった25日です。すでに子宮口は4cm開いてると言われました。」
軽く、すでに子宮口が開いてることを強調
するとやっぱり、受付のお姉ちゃん、びっくり。
よっしゃ!これで返されないかも!
5分ほど待って、産婦人科病棟から車椅子を持ってお迎えが来る。
それに乗って、いざ産婦人科病棟へ。

27日 1:30am
少し廊下で待たされた後、病室に連れて行かれる。
ほんとはLDR(LaborDeliveryRecoveryRoom陣痛室・分娩室・回復室
が一緒になった部屋)に行くんだけど、今は全部いっぱいということで、
普通の二人部屋の病室に行くことに。
そこでとりあえずガウンに着替えて、ベッドに横になって、
胎児の心拍数と陣痛の間隔を計るモニターを取り付ける。
その後、看護婦さんからいろんな質問と内診。
この時点で、子宮口は5cm近くまで開いている。
で、看護婦さんに言われたことは、
「今の陣痛の痛みは、0まったく痛み無し、10今まで最大に痛かった痛み、
で例えると、何番ぐらいですか?」

う〜ん、人生最大に痛かった痛みといえば、もちろんマメ出産時・・・。
「え〜っと、2ぐらいです。」
で、とりあえず1時間様子を見てみることに。
これで陣痛が弱まったりした場合は、1回家に帰されると言われる。
27日 3:00am
1時間後のチェック。
子宮口5cm、痛みは少し増して、3か4ぐらい。
すると看護婦さん、
「4の痛みがあるとは思えないくらい落ち着いてるわね!」
「痛みには結構強い方なんで・・・。」
あの陣痛の痛みから比べれば、こんなの全然耐えられるよ・・・
で、モニターの結果と内診の結果、このままここに残ることに決定
やったぁ〜!!今日中に生まれるかもぉ〜!!
水分補給のための点滴開始。

27日 4:00am
やっとLDRが空いたので、そっちに移動することに。
二人部屋の病室以上の広さ、さらにベッドもちゃんと分娩用になるもので、
リクライニングも自動でできるし、分娩までかなりゆったり過ごせそう
この時点で、子宮口6cm、痛みはさらに増して5ぐらいに。
陣痛が来るたびに、痛みに耐えつつ、深呼吸
でもまだ短い陣痛だし、余裕あり

27日 5:00am
相変わらず子宮口は6cm、痛みは5か6。
無痛分娩を希望しないのが相当この国では珍しいらしく、
無痛分娩について看護婦さんに説明される・・・。
「エピドゥラル(一番一般的な無痛分娩の麻酔薬)、使おうか?」
「いや、一人目も陣痛に耐えれたので、大丈夫です。」
「もし耐えられなかったら教えてね。」
やっぱり大変な思いをして産んだ実感が欲しいし、
母乳もすぐにあげたいから麻酔なしの方がいいよね、と自分なりの考え。

どうやら長引きそうなので、今後のお産に備えて、マメとハニーは
一時帰宅することに。
ハニーに、二人で少し寝て、朝ご飯を食べて、また戻ってきてと伝える。

27日 7:00am
子宮口も痛みも変わらず。
そこまで苦しくないせいか、お腹がすいてしょうがない・・・(←緊張感なし。)
8時ぐらいになったら朝ご飯出てくるのかな〜なんてわくわくしつつ、
空腹感に耐えつつ、あたしも少し寝る

27日 8:00am
子宮口も痛みも変わらず。
空腹感が限界に達したので、看護婦さんに「何か食べていいですか?」
と聞くと、「出産が終わるまでは何も食べちゃいけないのよ〜。」とのこと
朝ご飯だけを楽しみにしてきたので、俄然やる気をなくす・・・
どの本にも陣痛中はエナジー補給で食べたり飲んだりして構わないって
書いてあったから、ちょっとしたスナックまで持ってきたのに・・・
「氷だったら食べてもいいわよ。持ってこようか?」と看護婦さん。
この際もうなんでもいいや、ということで、「お願いします。」とあたし。
その後、ひたすらバリバリ音を立てて、氷を食べる・・・

27日 9:00am
だいぶ陣痛の痛みが増してくる。痛み度は6か7ぐらい。
陣痛は5分間隔ぐらいになって、陣痛が来るたびに、
深い深呼吸でなんとか痛みを乗り切る
でも子宮口は相変わらず6cmらしく、ちょっとガックリ・・・
通院していた産婦人科の担当医は日曜日でお休みなので、
ここの病院の非常勤のドクターが分娩することに。
初めてドクターと顔合わせ。
陣痛促進剤の点滴をすることが決定。
ハニーに電話して、マメと病院に戻ってきてもらうことに。

27日 9:30am
子宮口、痛みともに変わらず。
陣痛促進剤の点滴開始。
効くまでは1時間ぐらいかかるらしい。

27日 10:00am
マメとハニーが戻ってくる。
二人の顔を見て、ちょっと安心
また看護婦さんに「無痛分娩の選択肢もあるからね。」と言われる・・・

27日 11:00am
子宮口は相変わらず7cmだけど、痛みが増して7か8ぐらいに。
促進剤が効いてるのか、陣痛の間隔も3〜4分に。
「ヒッヒッフーッ」の呼吸法で痛みに耐える
ドクターの判断で、人工的に破水させることに。
処置はすぐに終わったけど、破水させた直後、生暖かい大量の羊水が
ザバーッと流れて、なんだかお漏らししたような感じ・・・

27日 11:30am
子宮口8cm、痛みはかなり増して8か9ぐらいに。
陣痛の間隔もますます狭くなり、陣痛が来ると、他のことを考える余裕が
ないぐらい、痛みに耐えるので必死
「ヒッヒッフーッ」の呼吸が荒くなってかなり辛い状態。
コピーして持ってきた呼吸法の紙を読んで、「ヒッヒッフーッ」から、
「ヒッヒッフーッ、ウン」の呼吸法に変えて、少し楽に。
呼吸法も馬鹿にならないな〜と感じた一瞬。

27日 12:00pm
子宮口9cm、痛みは最高の10に到達
あまりの痛みでやっぱり無痛分娩にしておけばよかったかな〜と思い、
看護婦さんに無痛分娩に切り替えた方がいいか聞くと、
「今からでも間に合うけど、この状態だったら無痛分娩にすると、
逆に時間がかかるから、もう普通に産んだ方がいいかも。」
とのこと。
これ以上痛みにも耐えられないし、早く産んで終わりにしたい気持ちが
非常に強かったので、結局無痛分娩にはしないことに。
「ヒッヒッフーッ、ウン」の呼吸では乗り切れないぐらい痛くて、
ベッド脇のレールにしがみついたり、ハニーの手を握ったりして、
耐えつつ、かなりいきみたくなってきたので、分娩の支度が開始。
「もういきみたいです!と弱音を吐きつつ、準備が整うまでこらえる。
ドクターも準備完了で、いよいよお産開始


というわけで、大変長くなりましたが、次回は「分娩編」です