(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

あの事件・・・。

一昨日起こった、Virginia Techでの乱射事件。
その第一報をMSNで知ったときは、ちょっと冷めた感じだけど、
「またか・・・。」ぐらいにしか、思いませんでした。
ここで暮らしてると、毎日ニュースで流れてくる、銃を使った犯罪に慣れた、
っていうのもあるし、乱射事件もいたるところで起こってるし。

そんな中、友達が去年までVirginia Techに通っていたと知ったり、
昨日のニュースでやってた、最初の乱射が起こった寮の映像を見て、
自分も短大の時に2ヶ月間だけアメリカの州立大学に短期留学に行って、
寮生活を送っていたので、その時の寮の様子を思い出したり、
だんだん、なんとなく他人事じゃない感じがしてきました。
で、さらに昨日マメが学校からもらってきたお知らせの紙。
Virginia Techでの事件を受けて、マメの学校もさらに防犯強化に努める、
学校のセキュリティ関係で疑問があれば、気軽に学校、または担任に
問い合わせてください、という内容でした。

マメの学校は数年前に建てられた、割と新しい学校なので、
セキュリティ関係は結構しっかりしてる方だと思います。
学校の敷地は全て2m以上のフェンスで囲まれていて、
3〜4ヶ所ある出入り口は、朝一定の時間になって生徒の登校が終わると、
門が閉められて、全て中から鍵がかけられます。
その後、学校の敷地内に入るには、正門の脇にある、常に事務員がいる、
スクールオフィスの中を通らないと入れない仕組み。
いくら生徒の親でも、必ず受付で名前と行き先、出入りした時間を書いて、
さらに胸にVisitorのシールを貼らないといけない決まりになってます。

そんな設備もあるし、まさか自分の子供が行ってる学校で、
大きな事件が起こるなんて思ったこともないし、
結構毎日安心して学校には行かせてる気がします。
でも、今回の事件を含めた学校での乱射事件とかを考えると、
「絶対にない」っていうのはありえないんだな〜と実感。

あの事件は一昨日の午前中に起こったのに、その日の夜になっても、
犯人はもちろん、被害者たちの名前まで把握できてないようで、
きっとVirginia Techに子供が通ってる親は、相当心配して、
連絡がつかない子供の携帯に何回も電話してるんだろうな〜と思うと、
やっぱり子供を持つ親としては、なんとも言えない気持ちになりました。

さらに、ショックだったのが、事件を起こしたのが韓国人の学生だったこと。
この国に住んでる、韓国人の人たちはきっと複雑な思いだと思うし、
ぶっちゃけ欧米人からしてみれば、韓国人も日本人も中国人も、
区別がつかない、「アジア人」としか見られないわけで、
同じこの国で暮らすアジア人のあたしとしては、これまた複雑な気持ち・・・。

そんな、いろんなことを考えさせられた事件でした。
今日、マメの学校に掲げられてる国旗は半旗になっていて、
ちょっと大げさかもしれないけど、国内全体がこの事件によるショックを
隠し切れないって感じさえしました。

いつになったらこういうことがなくなる日が来るのかな・・・。