(ときどき)マメとヒメと家族の毎日

7年のブランクを経てブログ再開。家族構成も住んでる場所もいろいろ変わりましたが、現在住んでいるシンガポールでのふつーの毎日の記録。

いろいろ考えさせられた日。

はい、今日は水曜日〜
前からやらないといけないな〜と思っていた、
マメのキンダーのクラスでボランティアに行ってきました

おととしの9月からプリスクールが始まって、
初めてそのクラスのボランティア制度を知り、
ボランティアと言いつつ、Requiredと手紙に書いてあり
行くことにしましたが、結局たいしたお手伝いもないので、
最後の方は行かなくて、プリスクール終了

そして、去年の9月から始まった前のキンダーでも、
やっぱりRequiredのボランティア。
これもいつの間にか毎週の参加になり、
一ヶ月に一回だと思っていたのに予定外

そして今回のキンダー。
12月にここに引っ越してきて、最初の方は落ち着くまでは、と行かず
落ち着いた後は、日本&フィリピン里帰りのため、行かず
その内には春休みになっちゃって行かず・・・。
で、本日春休み後の最初の水曜日。
やっと、行ってきました〜。

要するになんのお手伝いかと言うと、
毎日クラス内でグループに分かれて、いろんなプロジェクトをするので、
その各グループごとに大人が必要らしい。
日本人の感覚からすると、先生がいるのに、ちょっと不思議・・・。

でもあたし的には普段見れない、マメの学校での様子が見れたりして、
ちょっと楽しみでもあります
プリスクールの時は、送り、お迎えともにクラスルームまで行けたので、
ちょっとの間だけでもどんな風に友達と遊んでるかとか、
クラス内の雰囲気とかも見れたけど、
キンダーの場合、送り、お迎えともに広場で集合・解散。
広場⇔クラスルームは先生が連れて行くので、
あまり見る機会がなかったわけです

というわけで、今回、初・生マメ in クラスルーム

朝広場で先生に確認すると、9時半から一時間がベストだと言われ、
ほんとは10時半からがよかったのにな・・・と思いつつ、
歩いておうちに帰って、ちょこっとお掃除して、またすぐに出発。
が、しかし、今回は一時間のボランティア後、またすぐにお迎えなので、
ちょっとズルをして、車で行ってしまいました

オフィスでSign inして、Volunteerのステッカーを胸に貼り付けて、
いざクラスルームへ。 あたしがクラスルームに入ったときは、『in』の前に何かを付けて、
別の言葉を作るお勉強中
先生の、「できる人〜?」の声に、みんな、手を挙げています
小心のマメ、手とかあげたりしてるのかな〜と心配しつつ見てみると、
ちゃんと、しっかりあがってる!!
そして、マメが出した答えは、『Sk』を前に付けて、『Skin』。
おぉっ、なかなか上出来じゃん!!!
と一人で感心してる中、プロジェクトタイム、スタート。

はい、ここで思ってもみなかった問題発生・・・。

グループに分かれてプロジェクトをしている最中、
あたしのグループにいた一人の男の子に質問されました。

「マメのママ、中国人なの?」
黒髪だからなのか、アジア人といえばChineseなのか、と思いつつ、
「いや、日本人だけど・・・。」
と答えたところ、
隣のグループにいた別の男の子が近寄ってきて、
「え?日本人なの?」
「うん、そうだよ・・・。」
「Then, I gotta shoot you!」

え・・・?

あたしが呆然としてる中、すぐ隣にいたアシスタントの先生が顔色を変え、
「今、先生に話してくるわっ!」
と、その会話を聞いてなかった担任の先生を外に呼び出しました。
そこで、やっと事の重大さに気づいたあたし・・・。

その子に聞いてみました。
「どこでそんなこと聞いたの?」
「え、映画・・・。」
やばいという顔をしつつ、答えた彼。
ま、影響されやすい子供のことだから仕方ないよね〜と、
思っていたところ、先生が外から登場。
彼を呼び出してそのまま外へ。

その後、外から男の子と担任の先生が戻ってきた。
先生に言われてあたしに謝りに来た男の子。
そして彼はそのままオフィスに直行させられました・・・。
あららら、トラブってる・・・。

結構そういうところがまだ幼稚園なのに、厳しいこの国。
先日友達の息子もプリスクールで他のクラスメイトを殴ってしまい、
友達、ソッコー学校から呼び出されてました・・・。

う〜ん、あたし、ちょっと複雑な気持ち・・・。

ここまで人種が混ざってるこの国では人種に対することはご法度。
でも、5、6歳の子がテレビとか映画に影響されるのはよくあること。
(Pearl Harborでも見たのかね・・・。)
あたしがあの時、「いや、日本人だよ。」じゃなくて、
「うん、アジア人だよ。」とか言っておけばこんなことにはならなかったかも、
と思ったり・・・。
いやいや、が、しかし、中国人と日本人は
あたしにとっては大きな違いなわけで・・・。

そんなことをいろいろ考えつつ、その後もボランティアを続け、
オフィス送りになった男の子も戻ってきた。
ちょっと気まずそうな顔をしているのがかわいそうになって、
ごくごく普通に接していたら、なんとか打ち解けてくれました

そんなこんなで次々とグループが回ってきて、
気が付けば今日の学校終了の時間、11:40・・・。
い、いつの間に・・・。一時間のボランティアなんじゃあ・・・。
というわけで、なんだかんだあったけど、無事に(?)初日終了
そして、バッチリ、来週の水曜日もよろしくね、と先生に頼まれました

でもさ〜、みんな日本人の子と違って、積極的です・・・。
そしてまた、あんまり言うこと聞きません・・・。
あれがマメだったら、とっくにあたしの雷が落ちてるところ。
が、しかし、自分の子以外にはキツく言えないあたし・・・
かなりいろんな子に捕まり、その子のペットの話だの、
来週からバトンを習いに行く話しだの、兄弟の話だの、
いろいろ聞かされました・・・。
あの〜、口を動かす前に手を動かして、プロジェクトやってください
今後のボランティアでの課題は、
もう少しアメリカ人のお母さんたちのように、構わずうるさく言うこと。

それにしても、あの男の子に言われたこと、ちょっと気になります・・・。

「他のふり見て、わがふり直せ」(だっけ・・・?)じゃないけど、
かなり親の話してること、してることに興味がある年頃
何気ない親の一言や行動が子供にかなり影響を及ぼすってことだよねぇ。
マメにもちゃんと気をつけて、言ってはいけないことを教えないと。
いや〜、親の責任って重い・・・

多人種国家、アメリカにいるな〜と実感した日でした・・・。