里帰り日記�A フィリピン編。

というわけで、長旅の後にやっと到着したハニーの故郷・フィリピン。
その日から、時差ぼけのヒメは毎朝なぜか3時45分に起床。
自分の家だったら泣いてもなんでもベビーベッドに置きっぱなしにしておけるけど、
さすがによそのおうちでさらに隣は次の日仕事のハニーのお兄ちゃんの部屋・・・
泣かしっぱなしにしておくのも迷惑なので、しょうがないからベッドから出したら、
ヒメ、ここぞとばかりに遊びモード・・・
見張ってないと何をしでかすか分からない年頃なので、あたしも強制的に起床・・・
その横で何事もないかのように眠る、ハニーとマメ・・・

はぁ〜、やっぱり母って大変・・・

次の日はすでにフィリピンに里帰りしていたハニーのパパ、
そして夏休みを使って遊びに来てる、お兄ちゃんの娘2人、サバンナ10歳、シェイ7歳とも再会して、
朝からうれしさのあまり、従兄妹3人は大騒ぎ。
最初はテレてたマメだけど、あっという間にいつもの調子に戻って、楽しそうにしてました。

そんな中、前回2人に会ったのをまったく覚えてないヒメはかなり警戒中。
がしかし、今回はそんなヒメにぴったりの遊び相手がいました〜

お兄ちゃんちの新しい家族、くさいけどかわいい、パグのコーケー。
動物好き、そして知ってる言葉は『わんわん』と『まんま』のヒメは大喜び
でもコーケーが近くに来るとすごい速さのハイハイで逃げるんだけどね・・・
ヒメが心を許したのはコーケーぐらい（笑）で、さすが引きこもりのママを持つ娘、かなりの人見知り。
どさくさに紛れて、自分のパパにすら行かないほど、あたしにべったりだったわけです・・・

6日間という短い日程だったし、前回いろんなところに行ったから、今回はまったり過ごすフィリピン。
というわけで、子供たちは家の中では、スクーター乗り回したり（広いおうちっていいよね〜。）、
テレビにつなげてできるカラオケで好きな歌を歌ったり、ネットでおもしろ画像見て笑ったり、
夕飯用に届いた小さめのカニに名前付けて、キッチンのシンクでペット化させたり、さすが子供。
特に何もなくても十分楽しめるわけです
で、さすがにそれだと体力も有り余ってるようなので、前回同様、みんなでプールに行ったり、

コーケーのお散歩がてら、公園に行ったり、

それでも体力は有り余ってましたが（笑）、かなり楽しく過ごしてました。

そしてあたしたちはというと、こちらもやっぱりせっかくのバケーションなのでまったり・・・
と言いたいところですが、抱っこちゃん人形状態のヒメがいるのでそんなのは夢のまた夢・・・
でも、ヒメが寝た後にハニーの従兄妹たちが遊びに来ると、少しお酒をすすりながら、
昔のおもしろエピソード（ここまで家族が大きいと、ほんとにいろいろあっておもしろい（笑））を聞いたり、
家族が集まるたびに持ちきり話題の噂話（これも家族が大きいから出てくる、出てくる（笑））を聞いたり、
ヒメが寝てる間はまったり楽しく過ごしました。
前回来たときに感動した、スパとマッサージ＆ネイルの安さ！！
今回もそれだけはやろうと思ってたけど、抱っこちゃん人形が離れないのであきらめることに。
すると、お兄ちゃん、「家まで来てやってもらえるのもあるけど頼もうか？」

マジっすか！？

しかも訪問マッサージなのに、やっぱり安い！！！
というわけで、ハニーと一緒にやってもらうことにしました
やっぱりあのスパの独特な雰囲気もリラックスの一つだけど、しょうがないよね〜。
外に行かなくていいので、その分時間もかからないし、ヒメはその間子供たちにお願いすることに。
ヒメがコーケーに気を取られてる最中にそ〜っとリビングを抜け出して（姿が見えると泣くから。）、
あたしたちが使わせてもらってたゲストルームでやってもらうことに。

いや〜、やっぱりマッサージはええわぁ

と、ちょっとウトウトなった瞬間、

ゴゴゴゴゴーッ！！！！！（←ハニーのいびき。）

横で同じくマッサージをしてもらってたハニーに一歩先を越され、あのいびきで雰囲気台無し
それでも結局最終的には寝ちゃったけど（笑）
そしてそのマッサージの後はネイル。
これはさすがに子供たちでは限界になったヒメの世話だったので、ヒメを抱きながらやることに。
ペイントだけのフレンチネイルをやってもらいました。

いや〜、リラックスしたぁ〜

そして、フィリピン滞在中、最初で最後の週末がやってきました。
今回の一番の大イベントであるヒメのいまさら洗礼式を行うべく、
ハニーの叔母さんちの近所の教会へ。
ハニーの親戚一同全員は洗礼式をやる別室に全員入りきらないので、一部の人が参加してくれました。
ヒメにはあたしたち3兄妹も着て、マメも洗礼式をやったときに着た、セレモニードレスを着せました。
そしていざ洗礼式が始まって、最初はおとなしかったヒメ、ドレスの着心地が悪かったのか、
夕方近くで眠かったのか、それともただ単に飽きただけなのか、だんだんぐずり始めて、
頭に水をかけて、おでこにオイルを塗ってもらうときは、マメの時と同様、大泣き・・・
あたしもツルツルすべるような生地のドレスのため、ヒメを落としそうになったり、
慣れない教会で、最後の最後で十字をきるときに、順番間違ったり・・・
でもなんとか無事に式が終わって、ヒメは正式にキリスト教徒になれました〜（だよね・・・？）
で、その後はお兄ちゃんのコンドの下にあるパーティールームで親戚一同が集まってパーティー開始。
ハニーのパパは7人だか8人兄妹、そしてそれぞれが結婚して、子供は一家に最低4人。
そんなんで、まったくもってすっごい人数の伯父さん、伯母さん、そして従兄妹たち。
もちろん顔は覚えてるけど、さすがに名前が出てこない・・・
また名前が結構変わってるから、覚えづらいんだよね・・・。
ヒメはいろんな料理に舌鼓しながらひたすら『まんま』を連呼。
そしてマメは年齢もさまざまなハトコたちと遊んで、みんなでプール入ったり、大はしゃぎ。
ハニーは久しぶりの親戚たちとの再会でお酒も進んでるようで、楽しそう。
あたしは子供たちの世話に追われながらも、おいしい料理で軽く一杯飲みつつ、おしゃべり。
みんなノリがいいから、数回しか会ったことないけど、なかなか楽しい親戚一同なわけです。
その後、子供たちは寝て、その後しばらくしてパーティーはお開きに。
今回は一回しかみんなに会えなかったけど、相変わらず楽しい一時を送りました

そして次の日は、朝早くからお兄ちゃん養鶏場に行きました
お兄ちゃん、ギャンブル好きで闘鶏をやってるんだけど、それが趣味に発展して、
なんと今では闘鶏用のニワトリを育てるべく、養鶏場まで作っちゃいました・・・
そこがまたお兄ちゃんちから遠くて、結局片道1時間半ぐらいかけて到着。
想像していたよりも広くて、小さいのから大きいのまですごい数のニワトリがいました。
あたしたちがいる間にも数人、お兄ちゃんの育てたニワトリを買いに来る人がいたり、
娘たち2人によると、いいニワトリを育ててるらしいです。
う〜ん、でも闘わせるためだけにいるなんてあたしはかわいそうだと思っちゃうけどなぁ
そこにも見張り役の大きな犬が1匹、そしてその他に小さいのが3匹もいて、
ご存知動物好きのヒメは犬とニワトリたちにかなりのご満悦で『わんわん』連発でした（笑）
そしてマメも恐る恐るニワトリを抱かせてもらって、ちょっと得意げ（笑）

ニワトリ観察にも飽きた3人はこの養鶏場の向かいにある小さな売店にお菓子を買いに行くことに。
あたしは一緒に行かなかったけど、ハニー付き添いのもと行ったマメは、
レトロな感じのビンのコーラと小さいチョコレートを持って戻ってきて、
「あのお店、なんか好き〜もう一回行きたい」と大変お気に入りだった様子。
日本の駄菓子屋的雰囲気のお店ってアメリカにはないもんね〜。
さまざまな体験をして、また1時間半かけてお兄ちゃんちに戻りました。
次の日月曜日は早いもので、フィリピンを経っていよいよ日本に行く日。
というわけで、家に帰ってすぐ荷物のパッキングを始めたあたし。
ハニーはあと10日間ほどフィリピンに滞在して、日本で後日合流する日程だったので、
日本まではあたしと子供たちだけ。
なるべく荷物は少なめに、というわけで必要じゃないものは全てハニーのスーツケースへ入れたけど、
それでもやっぱりスーツケース��×2、カーシート、ベビーベッド、そしてベビーカーという大量の荷物・・・

これ、一人でちゃんと持てるかな・・・？

一抹の不安を残して、パッキング終了。

そして月曜日は朝早かったから従兄妹2人は寝てたけど、お兄ちゃんたちに別れを告げて、
ハニーとハニーのパパとともに朝5時に空港へ。
ほんとは入っちゃいけないんだけど、後日用のチケットを持ってきたハニーも中まで入れて、
なんとかチェックインカウンターまでの荷物運びは問題なく終了
そしてその後、ハニーにしばしの別れを告げて、イミグレーションへ。
パスポート見せたり、記入しないといけない紙があったりで、ヒメは抱っこしてられないから、
お菓子漬けでやっとおとなしくベビーカーに座り始めたヒメ。
そしてマメはベビーカー（ヒメ）担当ということで、いや〜、ほんとに助かった！

で、無事に飛行機にも乗れて、ロス→成田のフライトから比べたら、4時間半なんて短いわ
なんて思ってたら、こういうときに限ってヒメは朝早かったにも関わらず、まったく寝ない・・・
というわけで、ちょっと手こずったフライトでしたが、愛する故郷に行けるという一心でがんばって、

憧れの日本にようやく到着〜！！！

で、その後入管でヒメの日本のパスポートがないことを指摘され（やっぱり・・・）、別室に行ったけど、
特に問題もなく終了し、いよいよ最大の難関、バッゲージクレイムに到着・・・。
ここでもやっぱりヒメをおとなしくするべく、お菓子漬けにした上にマメを担当に任命。
あたしはひたすら荷物を探し、次々とカートに乗せて、重かったけど、やっと終了〜
というわけで、時間は午後1時。小田原行きの高速バスの時間までは2時間半もある。
なので、とりあえず食べようと、動こうとするにも、この前も見えない大量の荷物じゃあ大変過ぎる！
どうしようか考えてたら、さすが『お客様は神様』の国・ジャパン。
『お荷物預かり所』という、なんとも素敵な看板を発見

便利すぎるぅ〜！！！

最後の力を振り絞って（笑）やっとたどり着くと、「有料ですけどよろしいですか？」とのこと。

元気よく、「はい、大丈夫です！」と答え、預かってもらうことに。
この大量の荷物から解放されるのであれば、ケチのあたしでもいくらでも出せると思いました（笑）
やっと解放されて、いざ４階のマクドナルドへ。（どこでもマック・・・。）
結構混んでたけど、座るところを見つけて、やっと一息。
久しぶりの日本語での注文におどおどしたり（笑）、アイスティーのおいしさに感動したり、
すでに日本を満喫してる中、マメに何時か時計を見てもらうと、「あともう少しで3時。」と一言。

早い！！！早すぎる！！！

バスの時間は3時45分。
でも下まで降りて、荷物を受け取って、バス乗り場まで歩いて・・・と計算していくと、
なんてったって、小さい子がいて時間がかかるから、バスの時間ギリギリっぽい・・・
あわてて食べて、ヒメのご飯も泣き叫ばれる中、途中で終わりにして、1階に戻ると、
なんと目の前にあった時計の時刻は「午後2時」・・・

マメぇ、どこの時間見たのよ〜

仕方がないので、まだ荷物は受け取らずに待合室でしばしまったり。
マメはその場にいたハーフの子と遊び始め、ヒメは靴を履かせてあんよの練習。
そんなんでやっと時間が経って、荷物を受け取って、一路バス乗り場まで。
そしていよいよ故郷・小田原がもうそこまで近づいてきました〜


というわけで、次回は日本での出来事です